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Real Voice(つながろプログラム)


2016.01.08 12/12世田谷にじいろ広場「カミングアウトトーク」~参加者の皆さまからの声~

あけましておめでとうございます正月

「2016年」って字面が何だか未来っぽい!と思うのは私が80年代生まれだからでしょうか?

2016年もcoLLaboはレズビアンや多様な女性たちの素敵な未来に向けて一歩ずつ歩みを進めて参ります。

本年もよろしくお願い申し上げます。


去る12/12(土)に、世田谷にじいろひろば第4回「カミングアウトトーク」を開催しました。

今回はレズビアン・セクシュアルマイノリティ女性限定ではなく、セクシュアルマイノリティに該当するという自認があるならどなたでもご参加いただける講座でした。どんな雰囲気になるのかな?と楽しみにしていたのですが、和気あいあいとしたとても穏やかな雰囲気だったのではないでしょうか。また、プログラム中や休憩時間にいつでも利用できる喫茶スペースを設置してみたのですが、こちらも好評だったようでうれしいです。


プログラム前半は過去のカミングアウト経験の振り返りと共有を行いました。また、他の人の経験談から「今後より良いカミングアウトをするために、自分にできそうなこと」を持ち帰り用にメモしていただきました。

後半は「家族へのカミングアウト」「職場でのカミングアウト」の2テーマに分かれてフリートークを行いました。いずれのグループでも、「カミングアウトをすることで何が起こるか」などの内容で熱いトークが繰り広げられていました。


様々な方の経験や考えを伺うことができ、大変貴重な時間となったかと思われます。

師走のお忙しい中お越しいただき、ありがとうございました!


以下、いただいたご感想を紹介させていただきます。



SSさん(レズビアンよりのバイ?)

話しやすい雰囲気で、とても居心地がよかったです。カミングアウトは、「して終わり」ではなく、そこからまたはじまっていくんだなぁと改めて思いました。

参加できてよかったです。ありがとうございました。


Kさん(FtM)

初めてこのようなプログラムに参加させていただきましたが、変な気負いも緊張もなく参加することが出来ました。

自分を認める1歩につながったと思うので、参加して良かったと思います。ありがとうございました。


SMさん(ゲイ男性)

coLLaboのイベントは、今回の「カミングアウトトーク」が初めてでした。これまで自分のセクシャリティやカミングアウトについて、「話してみたい」「聞いてみたい」という思いがあり、この度参加させて頂きました。

今回参加させていただき、自分の中で様々なことに気付き、感じ取れたような気がします。緊張しながらも自分の思いや体験について話してみると、「あぁ、自分はこんなことを思っていたんだ」と話すことで気付くことが出来ました。友人へのカムアウトで得た喜び、また傷付き。自分が社会との接点や間合いを探る意味でもカムアウトを重ねてきたこと。話す中で自分の体験が整理され、他の方からもコメントがいただけたことも暖かく感じました。

また、他の方の話を聞かせていただくことも、自分の体験を改めて見つめ直す支えとなりました。

私は「家族へのカムアウト」について語り合うグループに参加しましたが、家族との距離感というものは、近いが故に自分だけではなかなか感じ取ることが出来ないものだと思います。他の方の家族についてお話を伺い、それが鏡のように自分の体験を照らし出し、自分の中の家族への思い、期待、あるいは諦めといったものに、輪郭が出来たように感じています。

最初はうまく話せるか、不安もありました。しかし、暖かい雰囲気にも支えられ、非常に多くの得られるものがありました。ありがとうございました。


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「カミングアウトは一度では終わらない」というのは、coLLao内でもお互いに言い合っているような気がします。

私事ですが、先日帰省した際に、母親へ二度目のカミングアウトを行いました。八年前の初カミングアウトの時はあわや殴り合いというところまで発展してしまい散々だったのですが、今回は前よりは冷静にやり取りできました。

その理由を考えてみたところ、やはりcoLLaboで仲間と関わるうちに「これまで感じてきた気持ち」や「伝えたい思い」が以前よりはっきりしてきたことと、他のメンバーのカミングアウト経験談を聞いて励まされたことだと思います。


参加者の皆さまが今後誰かへカミングアウトをする際に、今回のプログラムで得たものが支えになると幸いです。


 


Real Voice担当太陽