『レズビアンと多様な女性がのびやかに生きられる社会へ』ＮＰＯ法人レインボーコミュニティcoLLaboは多様なセクシュアルマイノリティ女性に向けた相談/交流/勉強会、情報発信や啓発等の活動をしています

coLLaboホームページをご覧の皆さま、こんにちは。

12月16日（土）第4回探索カフェ「SOGIハラについて話そう」を開催しました。

話題提供では、元道職員SOGIハラ訴訟について、またガイドラインや制度があるのにSOGIハラが起きてしまう状況の分析についてお話ししました。

その後、参加者の皆様と身近なSOGIハラの体験や解決策（制度面も制度以外もについてシェアし、議論しました。

お話して行く中で、次のような意見が出ました。

・日々経験するSOGIハラを減らすために行動する原動力は怒りだけれど、そもそもその場面で自分にリソース（権力関係、人間関係など）がなさすぎると怒ることすらできない

・そういった場面では身を守るために離れることも大切。ただ、離れるだけだとどんどん自分が閉じていってしまうというジレンマもある。やっぱりやりたいことはやりたい！だから、どんな分野にもきっといるはずの仲間を探す。

・自分が社会に対して怒っているとき、友達が怒ってくれないとモヤっとする。ポジティブな面を見ていたい気持ちもよくわかるけれど、それでは変わらないのでは？

・差別を受けて、それに対抗するリソースがなくて逃げるしかないとき、リソースが増える見込みもないとき、無力感とか辛い気持ちから「知ること」をやめてしまってきた

・SOGIハラに対して、ガイドラインを作るとか相手の考えを変えるとか、できたら素晴らしいけれど、解決方法はそれだけではない。社会資源を開拓することも間接的な方法の一つ。

・社会資源開拓ってなんだろう？友達にアライになってもらうとか、美容院で女性でも髪を短くしたいときもあることを分かってもらうとか、そういう日常の小さなことも含まれる。誰かにカミングアウトして、相手の行動が変わることだってそう！社会資源開拓のコツについて、みんなで共有してみたい！

知識や経験を持ち寄って楽しく議論できたので、力をもらいました。みなさまご参加ありがとうございました！

次回の探索カフェは未定です。また来年お会いしましょう〜！