coLLaboホームページをご覧の皆さま、こんにちは。
2月11日(土)、プログラム「よるコラ」をオンラインで行いました。
今回は4回連続開催予定のカミングアウトシリーズ最終回、「カミングアウトの作戦」がテーマでした。
話題提供の中では、中国で発行された「カミングアウトの作戦手帳」について学びました。
この手帳では、5つのプロセスを踏んで家族関係や家庭の維持、カミングアウトによって家族内部の問題を解決していきます。
日本ではこうした作戦手帳のようなものは発行されていませんが、テーマ別のグループではそれぞれのカミングアウト経験や工夫したことなど、それぞれの経験を話し合いました。
どのようなカミングアウトにするか、自分がどうしたいかを考えることが重要だという話もありました。
フリートーク部屋では、カミングアウトについての話の他、関心の高かった地域生活についての話もありました。
また、最近の政治家による差別発言・更迭事件から、ニュースを追って疲れたり傷ついたりしていることでの思いを話し合いました。
参加された方からは、
「色々なリアルな体験が聞けたり、たくさんの世代の話を聞けて参考になった」
「普段はクローゼットなので、セクシュアリティについて隠さずに話せる場は肯定感が上がると感じた」
「今日話した作戦をやってみようと思う」
「ニュースを見ていて病んでいたので、発散出来て良かった」
などの感想がありました。
「カミングアウト」と大きいくくりで捉えてしまうと、もしかしたら不安や緊張が勝ってしまうかもしれません。
そうではなく、自分なりの小さなステップを上りながら、自己肯定感を高めつつ大切な人へカミングアウトができたら良いのではないでしょうか。
ゆるーく話せる「よるコラ」、今回が今年度(2022年度)最後の開催でした。
1年間通して、参加していただいた皆様からたくさんのお話しを聞くことができました。
ありがとうございました。
次年度(2023年度)の予定については、3月の理事会後にお知らせしますので少しお待ちください。
これからもまたふらっとcoLLaboへ寄ってみてくださいね。