11/19(日)L・セクマイ女性×「女性」ってなあに?終了レポート
皆さん、こんにちは!
寒い日が続きますね、毎朝お布団のぬくもりから離れるのに一苦労です。二度寝して焦ることもしばしばで、在宅ワークに憧れる今日このごろ。でも家だと絶対仕事サボっちゃう…!皆さんは寒さにやられないよう、暖かくしてお過ごしくださいね。
さて、去る11/19(日)は(だいぶ去ってしまいました!)L・セクマイ女性×「女性」ってなあに?を開催しました。女性とは?自分とは?という難しいテーマでしたが、のべ10名の参加者さんと「こういうことあるある!」「わかる~」と和やかにお話しできました。ご参加いただいた皆さん、お忙しい中お越しいただきありがとうございました!
私たちが生きる日本の世の中において一般的とされている「女性」像、あれはいったい何なの?その「女性」像に対してみんなどう考え、感じてるの?みんなの思いを聞いてみたい!お互いに思いを語りあうことで、普段女性として見られている・過ごしている私たちが快適に生きる手がかりが何か見つかったらいいなー、という思いから作られた今回のプログラム。
まずは「あるある!世の中の女性像」と題し、みんな女性にこんなイメージあるよねーというのを共有しました。多く出たものをまとめてみると…
・女性は性欲がない、少ない(と思われている)
・女性はハイスペックな男性と結婚したがっている(と思われている)
・女性は家事や育児が好き、上手だ(と思われている)
・女性は所作がおしとやかだ(と思われている)
・女性は化粧をしスカートを履くのが好きだ(と思われている)
確かに女性はこういうイメージを持たれていたり、このようにふるまうものだ!と決めつけられていたりしますよね。確かにこれらのイメージが該当する女性・好む女性もいて、それは個人の自由なのですが…。
次に「みんなで話そう!『女性』へのモヤモヤ」。先ほど出た「女性像」を自分に当てはめ、どこにどんなモヤモヤを感じるか?を話しあいました。
参加者さんそれぞれの言葉でモヤモヤを表していただいたのですが「女性だから」という視点から判断されること、役割を強制されることに違和感がある、という声が多かったです。
最後に、じゃあモヤモヤしない「自分」というのはどんなものか?どういう状態なら自然な、素の自分でいられるか?を考え、共有しました。
こちらもさまざまな思いをそれぞれの言葉で語っていただいたのですが、根底に共通する思いは「装いから気持ち、行動まで、自分のことは一人の人間として自分の意思で選びたい」というものでした。
一人の人間として。私も、この記事を読んでくださっているあなたも、そこらへんを歩いている老若男女もみんな一人の人間です。それぞれに意思や感情を持った、異なる人格です。
改めて言葉にすると本当にあたりまえのことなのに、世の中ではなぜか個人ではなく「女性だからこう」と属性で判断され、考え方からふるまいまでが規定されてしまう。
女性だけでなく男性もそうですし、性別以外にも様々な属性が個人を規定していますし、その窮屈さが世の中を覆っているように感じています。
このプログラムを作りはじめた時から、そしてプログラムを終えてこの記事を書いている間も、普段女性として見られている/過ごしている私たちは、どうすればもっとのびのびと生きていけるんだろう?どうすればそんな世の中にできるんだろう?と考えています。
せめて自分だけでも他人をそれぞれ異なる人格を持った一人の人間として見るようにしよう!と思っても、それで世の中全体が急に変わるわけではありませんし、そもそも他人がどんな人格か、何を考え感じているかなんて100%はわかりません。
そういう風に考えていると、どんどん途方に暮れてしまいます…。
けれど、それならせめて自分の周りのごく狭い範囲だけでも、あなたはどう思う?どんな気持ち?といったことを気軽に聞きあい・言いあえる関係を築いていけたら。
そんな関わりの輪を、ごく身近な範囲から徐々に広げていけたら、自分や自分の大切な人たちが生きやすい輪をどんどん大きく作っていけるのではないかと思います。
重ねてになりますが、お忙しい中ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。今回のプログラムが、皆さんがのびのび生きる上で何かきっかけや手掛かりになっていればとってもうれしいです。
このテーマは来年度も開催したいと考えていますので、今回来られなかった方もぜひお越しくださいね!
ちゅう